気が付けばすでに「師走」。おかげさまで本年6月1日に開業してから半年経過しました。あらためて調べると「師走」とは、師匠である僧侶がお経をあげるために東西を馳せる月のことだそうです(諸説あり)。

私は幼いころ先生が走り回るからと教えられ、12月になるとなぜ学校の先生が走り回るのか、ずーっと疑問に思っていました。今、独立開業してみると12月は個人事業主の決算月で、青色申告に向けた帳簿整理やお世話になった方々への挨拶回りなど、師ではなくとも確かに気ぜわしい感じがします。

振り返ればこの6か月、何事も初めてで戸惑うことばかりでした。それでも事務所の入口に表札を掲げたとき、顔写真入りの名刺ができたとき、事務所のホームページが公開されたときなど、すべて手探りで進めてきたが故に感慨深いものがあります。そして何よりも初売上の入金を確認したときは、少しばかり誇らしい感じがしました。

思うに個人事業主としての士業は、個人の能力をビジネスにしています。公務員時代はアイディアが採用されようがされまいが給料は変わりませんが、今は有償で評価される企画・提案だけが売り上げとなります。まさに、個人の能力(労働力)以外に失うべきものは何もないというのが実感です。

持てる知識と経験をビジネスにする・・・苦しいけれどやりがいのある稼業です。さらに精進し、来年は「士走」と言えるくらいに忙しい年末を迎えたいと思います。