北海道地域福祉課が実施している「福祉のまちづくりサポーター」は、福祉のまちづくりに興味、理解、熱意を持つ道民で、心のバリアフリー推進に関する活動ができる方は誰でも登録することができます。活動は日常生活で気づいた優良事例を自身のSNSで情報発信するなどです。
札幌市職員在職中は、東区保健福祉部長及び清田区長として福祉施策に関与しました。特に清田区長時代は、区内のすべての授産施設を訪問し、様々なご要望の実現に微力ながら取り組んできたつもりです。
中でも思い出にあるのは、前職の交通局事業管理部長時代に新たに障害者団体に発注した「地下鉄各駅の当直施設のベッドメイクの仕事」を受注している障害者団体に遭遇したことです。知的障害のある方を中心とする作業チームが地下鉄で各駅を順次移動して、駅事務室の奥にある「秘密の場所」のような当直室のベッドメイクをしてくる仕事は、団体の施設長の方によると、皆さん大変な働く喜びを感じてくれているとのことでした。
・・・まさに偶然の出会いながら、「その仕事、最初に発注したのは私です」そんな会話から大いに懇親を深めることができました。
福祉のまちづくりは、日ごろからの小さな気づきが大切です。これからも「みんなが暮らしやすい『まちづくり』のために」(サポーター制度のキャッチコピー)活動していきたいと思っています。